小形オートリール C シリーズ
ARV50C/ARV100C

小形オートリール C シリーズ ARV50C/ARV100Cz

オートリール用制御プログラム内蔵の専用インバータによって最適な回転数と加減速度を自動調整する材料にやさしい繰出し、巻取り装置です。

検出器で材料ループ高さの上限と下限を検出して主軸の回転、停止制御を行います。

特長

リニューアル

  • 高機能インバータ採用により、ライン速度の高速化に対応(30%向上)
  • ブレーキ機能の標準装備により、停止時の外力による回転を防止。(※)
  • 設定器の標準装備により、最適な最高回転数や加減速など運転条件のカスタマイズが可能。(写真1)
  • 操作スイッチの大型化により、運転切換、回転方向の操作性が向上。

自動機対応

  • 豊富な製品バリエーションとユニット部品により必要な機能の組合せが可能。
  • お客様の使用条件に合わせたストックリール、コントローラ(検出方式、取付位置)などの組合せが自由。
  • コントローラ取付位置(自立型、本体部取付型、検出器上部取付型)が選択可能。
  • リモート機能により運転準備、停止、寸動正転、寸動逆転を外部操作可能さらにリモートスイッチ付きも選択可能。(写真2)

高機能

  • 自動変速機能によりライン速度に合わせて最適な回転数に自動設定。
  • インバータ内蔵コントローラにより、速度設定・繰出し/巻取り・寸動などが可能。(写真3)
  • 材料ループの検出器は接触式(導体用)と非接触式(光電センサー式)を用意。光電センサーは汎用仕様と高感度仕様の2タイプ。多くの材料仕様に対応可能。

※直流制動式の簡易ブレーキです。外力が大きい場合、回転することがあります。

写真1 コントローラ正面パネル

写真2 リモートスイッチボックス

写真3 コントローラ操作パネル

仕様

項目/機種名 縦形オートリール
ARV50C ARV100C
最大コイル質量 (kg) 50 100
最大コイル幅 (mm) 100 150
最大コイル外径 (mm) φ800 (ストックリール K: φ1200) ※1
コイル内径 (mm) φ185〜508
モータ容量 (W) 100 (ギアモータ) 200 (ギアモータ)
主軸回転数 (r/min) 2〜20 ※2
ワーク検出方式 導体用、光電式汎用タイプ、光電式高感度タイプの3タイプ ※3
入力電源 単相AC100V ±10%, 50/60Hz
三相AC200V ±10%, 50/60Hz
消費電力 (VA) 150 300
使用周囲温度 (℃) 0〜40
使用周囲湿度 (%RH) 0〜90
保存温度 (℃) -10〜60
雰囲気 腐食性ガス、粉塵などの無いこと
機体質量 (kg) 52 [13] 73 [13]

※1 : ストックリールK:φ1200は、ARV100C専用です。

※2 : 仕様範囲を外れてご使用のときは、条件を制限することにより可能となります。

※3 : 光電式検出方式ではセンサの特性上、検出可能な材料は汎用タイプで幅5mm以上、高感度タイプで幅1mm以上の不透明体です。(ただし、格子状に抜き加工が行われている場合は、幅の一部に5mmまたは1mm以上の検出部があること)材料がこの条件に合うことを確認してお選びください。

オートリール取付、使用上のご注意

●オートリールのモータは、インバータ制御により短時間で停止しますので、従来のブレーキモータ仕様はありません。ただし、モータが停止した後の制動保持は、直流制動式の簡易ブレーキとなります。停電時や外力が大きい場合、ストックリールが回転することがあります。この様な条件が考えられる場合は、事前に当社にご相談ください。

●インバータから発生するノイズにより、近くで使用されるラジオやテレビに障害を与えることがあります。オートリールの電源は、できるだけこれらの機器と別配線にして、アースを確実に接続してください。それでもなお障害が著しい場合は、当社にご相談ください。

●漏電ブレーカ(ELB)または漏電火災警報器が設置されている電源でオートリールをお使いになる場合は、感度電流が200mA以上、動作時間が0.1秒以上のものであるか、ご確認ください。これ以下の場合、漏電ブレーカまたは漏電火災警報器が誤動作することがあります。この様な場合、漏電ブレーカまたは漏電火災警報器の変更が必要になる事がありますので当社にご相談ください。

外観

縦形オートリール 最大コイル質量50kg

ARV50C

縦形オートリール 最大コイル質量100kg

ARV100C

寸法図

ARV50C

ARV100C

その他の情報

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